この年4月3日にあった月蝕同様に早朝の皆既月蝕です。皆既蝕のまま地平線に沈みます。 シミュレートした画面は15分間隔の様子を一画面に重ねて表現したものです。 賢治はこの日、20日からの発病のため東京神田八幡館にいました。21日には遺書を 書き、この月蝕のあった27日には花巻の父に電話で「もう私は終りと思います。」と伝えていました。