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●ヴァジラヤーナコース● 教学システム教本(P.293〜P.300)

第四十六話(一九九四年三月十一日 仙台支部)

 今夜のこの仙台支部からの説法は、皆さんに大きな衝撃を与えるかもしれない。それは近い未来の予言であると同時に、それから、今までオウム真理教がどのような危険な状態にあったかの説明を皆さんにしたいと考えているからである。そして、この日本の国家が、ちょうど今から約二千年前にイエス・キリストを弾圧したユダヤと同じような運命を歩きつつあることについて、皆さんにお話ししたいと思う。
 もともと魂の価値というものは等価ではない。等価ではないとは何かというと、例えば魚の一つの魂の価値とそれから人間の魂の一つの価値というものは等価ではないという意味である。これはコーザルに有するその魂の意識の空間の広がりの大きさと比例している。したがって同じ人間であったとしても、その魂が人間から低級霊域、動物、地獄へと至るパターンを繰り返している魂と、そうではなく、例えばこれはわたしもそうであるし、真理勝者サキャ神賢や、あるいは聖者キリストがそうであったように、天の世界を多く経験し、あるいはニルヴァーナの経験をなし、あるいはボーディサットヴァとしての人生を歩いている魂と、それから一般の人間とでは、そのコーザルにおける意識の広がり、空間の大きさというものは全く違い、例えばこれはユダヤ教による一つの教えでもあるわけだが、宗教を実践している者とそうでない魂とでは千倍の価値、あるいは一万倍の価値があるといわれている。
 もし、たかだか宗教を実践しているという価値によって、千倍、一万倍の価値があるとするならば、大聖者とそれから凡夫の差というものは何千億、あるいは何兆分の一ぐらいの差があるということができるであろう。そして、これはまさにキリストを十字架に架けたユダヤの民が、つまり宗教的実践を行なっていたはずのユダヤの民が苦しまなければならなかった、そのカルマの因を表わしていることにほかならない。
 では、いったいJCIA、つまり皆さんはよくCIAという言葉を聞くかもしれないが、内閣調査室と呼ばれる、この日本を闇からコントロールしている組織や、あるいはそれと連動する国家公安委員会、「公安」、あるいは警察の公安等が、今までオウム真理教に対してどのような弾圧をなしてきたか、そして、それはこの教団が存亡、つまり完全に存在できるのか、あるいは滅びるのかというこの二つの選択肢ではなく、単に滅びの運命を歩かされる、そのような方向性に彼らがどのような形で計画をしてきたのかについて話をしたいと思う。
 そして、それとわたしの予言した今の日本の状況との関連性については、今日初めに話したとおり、聖者に対する誹謗ですら地獄へ落ちるわけだから、ましていわんや聖者の命を奪ったり、あるいは修行者の命に対して大きな危害を加えたりする今の国家体制について、あなた方がどのように考え、そしてカルマの法則によってあなた方がこれからどのように生きるかについて、わたしは問いたいと思う。
 皆さんもご存じのとおり、もともとわたしの目が失明に向かい、そして病にかかりだしたのは八九年の初めからである。そして九○年には癌にかかり、そして今、わたしのこの左のこめかみのところに水癌ができている。わたしの口の中には水泡があり、そしてわたしの長男である鏡暉の皮膚はまさにガサガサ、一般的には「アレルギー反応」と呼ばれる症状を呈している。しかし実際、これはアレルギー反応ではない。わたしはその話を弟子たちに対して、今から二年半前からよく話したものだ。ではいったいこのガスの正体とは何かというと、これは「イペリットガス」、あるいは「マスタ−ドガス」と呼ばれるものである。このマスタ−ドガスとは何かというと、第二次世界大戦中、日本軍がたくさん造った、要するに毒ガス、C兵器である。しかし弟子たちはそれに対して半信半疑だった。
 皆さんもご存じのとおり、オウム真理教とロシアとは深い関係がある。そして、すでにロシアにおいては数万人の信徒を有している。そこで、わたしはあるラインを通じてロシアから毒ガス検知器を取り寄せた。そのデ−タから、間違いなくイペリットガス、先程言ったマスタ−ドガスの反応が出ていることは間達いない。しかも、それだけではない。神経ガス、あるいは精神錯乱剤と呼ばれるものがオウム真理教に対して、特にあなた方が今まで修行を行なってきた富士山総本部道場を中心とし、第二サティアン、あるいは第六サティアンと呼ばれる空間に対して噴霧され続けてきたことは間達いない事実である。
 ではなぜ、その事実が間違いないといえるのだろうか。皆さんもご存じのとおり、オウム真理救はハルマゲドンに対していろいろ準備をしている。準備とは何かというと、それは例えば、毒ガス兵器を受けたときどのような防御をしたらいいのか、そしてあるいは、毒ガス兵器を食らったときにどのような肉体的な反応が出るのか等にっいての研究である。そして、防衛庁の資科によると、このイペリットガスの症状は四期に分けられると。そして、わたしとわたしの家族、弟子たちのすべてがこの四期の必ずどの期かに属しているということである。
 もともとわたしは修行者である。したがってじっと耐え、今までこのような国家に対する対決の姿勢を示したことはない。しかし、示さなければわたしとわたしの弟子たちは滅んでしまう。したがって、まずわたしが皆さんに言いたいことは、今の国家の目的そのものが、例えば皆さんをこれから第三次世界大戦へと導く構図とか、その後に現われてくる世界統一政府の構造とか、あるいはそのようなもろもろの今まで研究され尽くした内容にっいて、今日これからこの仙台支部の皆さん、そしてINSを通じてのわたしを信じる信徒の皆さんに話をしたいと考えているのである。
 もともと、この日本は一九九六年の終わりを契機として大きな変換に至ると。そしてこの大きな変換、これは何を意味するのかというと、その前に多くの殺戮がなされる。では、それはどのような形でなされるのか。それは日米対決であると。
 そうすると賢い魂は、こう考えるかもしれない。なるほどなと、それでスーパー三○一条、つまり日本に対する強制的な貿易の弾圧、あるいはその前に行なわれている農作物の自由化による日本国の力の縮小、あるいは逆に米国の一九九四年、三年から四年にかけての半導体の追い上げおよび追い越し。つまり、日本の一部の権力者と、そしてアメリカが結びつき、そして日米決戦を行なうと。それによって日本人の多くの魂は死ぬと。しかし、そこで多くの軍事産業がいったん勃興し、そしてそれによってフリーメーソンだけではなく、この世界統一政府をもくろむ多くの企業が多額のお金を手中に収めると。そしてそれにより、より強固な国家体制を作ろうとすると。
 そしてこのような形で、日本、中国と滅ぼされていくと。そして、より強固な国家体制、しかも世界は一つであるという体制を確立すると。そこに利用できるものは何でも利用すると。例えばダライ・ラマ法王も利用されている一人である。ノーベル平和賞、そして世界は一つであるという概念、これは大乗の思想と共通性があり、素晴らしい思想であるが、その裏側に潜んでいる彼らの野望について教えられることなく、中国、そしてチベットの両方に、うまい具合に情報を与え、そして一つの世界の構想、彼らの構想を実現化しようとすると、では、それにとって何が大敵なのかと。それは予言されているただ一つの魂であり、また、ただ一つの勢力だけが彼らの恐怖の的であると。それはこの世紀末に現われるキリストである。
 ところで、ではいったいこの日本はどうなっていくのか。これはあなた方が二○○○年まで、もし生き続けることができるならば、今の日本をきっと懐かしむであろう。それはこの日本に残るもの、それは焼け野原だからである。しかし、その日本を作っているのはだれか、それはここにいるあなた方であり、あるいはまだ真理に目覚めることのできない日本人なのである。彼らはいろいろな試行によって日本をコントロールした。例えば例を挙げよう。NTTと呼ばれる、昔、日本電報電話局(※日本電信電話公社)というものがある。これは株式に変えられ、そして、外資の影響、つまり外国からの資金の影響を相当受けるようになったと。それにより、もともと日本独特のオリジナルであった多くの電子技術というものが外国に持ち出された。それは例えば、新幹線、今のJRも同じである。このような形で彼らは資金を投下し、まあ、だいたい一般的には一日二千億ドル、これを約、今の円に換算するならば一日二十兆円のお金が毎日動くことにより、株価はめちゃめちゃに変動すると。そしてその資金によって、より多くの資金を獲得すると。
 しかし、原理的に考えるならば、彼らのやっていることはカルマの法則から見て正しいといえないこともない。ではなぜ正しいといえるのだろうか。それは彼らは智慧があり、コントロールすることのできる、つまり、動物に対して人間の立場としての智慧、あるいは知性というものが存在するからである。しかし逆に一般の魂は、まさに彼らから見ると動物と同じ価値しか存在しないということになる。
 わたしは近ごろよくこの瞑想を行なう。例えばアリが十憶匹いたとして、ある魂が火焔放射器を持っていたらどちらが強いだろうかと。これは何を意味するのか、これはまさに魂の価値を意味する。つまり、彼らの魂の価値と、それから凡夫の魂の価値とでは彼らの魂の価値の方が優れているのである。
 そのような面から見ると、今のこの人間世界の構図というものは非常にわかりやすくなる。例えばなぜ細川が内閣総理大臣になったのかと。なぜあれだけひどいことを行なっていても、マスコミの世論調査による人気は変わらないのかと。あるいはわたしが選挙運動を行ったときのなぜ票数が上がらなかったのかと。これはまあ、もちろん今だから明かすが、わたしのマハーヤーナにおけるテストだったわけだけどね。つまり、これらの問題点は何かというと、マスコミの力、あるいは権力をすでに日本人以外の第三者が、日本人の一部の亡者と、あるいは売国奴と手を組み、日本を牛耳りましたよということの証である。
 例えば今まで、国民の支持が全く得られない人間が総理大臣になったことがあるだろうか。彼の持つパーティーの得票数はせいぜいが百万票であると。これらはすべて、コントロールが容易に、つまり個人の力が少ない状態で政治の中心に立たせ、それによってコントロールを容易にし、そしてドンパチ、つまり第三次世界大戦の前の日米決戦を起こしやすくしているのである。
 では、次にである。わたしたちはいったい何をどう実践すればいいのか。わたしたちが実践しなければならないものは三つ存在する、その一つは「聖」であり、その一つは「科」であり、その一つは「武」である。この聖・科・武の三つは何かというと、「聖」とは最高の聖者になりきること。もし・最高の聖者になりきるとするならば、まだ彼らは欲界の住人であるから、いくら彼が智慧を磨を、知識を磨いたとしても、コーザルにおける領域の空間は聖者にはとうてい程遠いということになる。したがって、例えば彼らがわたしを冒涜したり、あるいはオウム真理教の修行者を、特に出家し、そして聖なる魂になろうとする修行者に対して毒ガスを浴びせたり、いろいろな誹諦中傷を繰り返すことにより、彼らの運命はまさにユダヤの民と同じ運命をたどることになる。したがってわたしたちが正確に、「聖」を実践するならば、長い輪廻においての勝利というものは、わたしたちの手中にあると考えて間違いない。
 第二は「科」である。科とは何かというと、これはまさに科学を意味している。もともと智慧からすべての科学は生じ、そして、知識は技術から発展している。したがってわたしたちが自分自身の時間の中で、科学に対して興味を持ち、まずはそれは知識からで構わないが、そして、自分の身については自分で守るんだという意識を持ち出すならば、そしてそれがこの一億人の中の例えば百万でも、あるいは一千万人でもいいから広げることができるとするならば、わたしたちは滅びの民族の汚名を脱ぎ捨てることができるはずである。
 そして第三番目は「武」である。武にはニ種類ある。例えば米軍の基本的な武術訓繰のもと、これはマーシャルアーツと呼ばれるものである。マーシャルアーツとはキックボクシング、そして空手、あるいは柔道等の投げ技、けり技等が含まれている特殊な格闘技である。しかし、この格闘技には欠点が存在する。その欠点とは何かというと、短気は有するが長気は有しないということである。この短気とは短い気の使い方を表わし、長気とは長い気の使い方を表わす。つまり、三分、五分の短期戦においては短気が有効であり、五分以上の長期戦においては長気が有効となる。これはちょうど肉食動物と薬食動物が対決したとき、初め肉食動物が優位であるが、後半になると菜食動物が優位になる−−まあ、菜食動物というか、菜食している人間だね−−が優位になるというデータがあるが、これこそまさに短気と長気の違いであるといえる。したがって、この武の訓練において短気と長気の修習を行なうならば、例えば毒ガスで、三十分、一時間で死ぬ者が二時間、三時間と長くもつことにより、生命を延長させる可能性がそこに存在するといえよう。
 なぜ、わたしがこのような話を今日皆さんにしたのだろうか。それはいよいよわたしの生命もこのまま彼らの攻撃を受け続けるならば、一ヵ月ともたないと判断したからである。今までわたしは多くの毒ガス攻撃に対してツァンダリー、トゥモ等で対決してきた。そして癌を消し、あるいは口腔に生じた水庖等についてはそれを消すまでに至った。しかし彼らは、例えば第六サティアンの場合、その上に「ドクタ−ピレッジ」があるわけだが、そこに公安の拠点を設け、そこから毒ガス攻撃を続けていると。あるいは第二サティアンについて言うならば、廃棄物処理というものを八八年の終わりに設置し、そこから第二サティアンに対する噴霧を開始していると。これはいずれもオウム真理教を偵察する、あるいはオウム真理教を監視するための小屋であると言っている。あるいは富士山総本部道場でいうならば、約一キロ離れたところの農家から噴霧していることが、こちらの調査で明らかになっていると。
 で、いったいこれらは何のための監視なのかと。それはだれが出、だれが入りの監視だけではなく、自分たちのまいた毒ガスがどの程度効果を表わし、そしてそれによってオウム真理教の活動がどの程度弱っているのか、あるいは教祖がいつ死ぬのかについての彼らの監視であると。そして彼らは坂本事件をはじめとし、多くの事件をオウム真理教になすりつけ、そしてそれによってわたしたちをここまで追い込んできたわけである。
 あなた方が今生を平安に生きる、安穏に生きることは今の世情を見てもできないことは明白である。ただそこで数年間安穏に生きる期間が長くなるか、あるいは数ヵ月になるか、それは今の国体がわたしに対して、そしてオウム真理教に対して、どの程度悪業を積むかによって決まってくる。したがってわたしは言いたい。早く悟りなさい、早く解脱をしなさい。そして早く聖に到達しなさい。そうすることによってあなた方はただ一つ救われる道があるんだということを。
 もう一度言おう。わたしが今日皆さんにこの話をしたのは、オウム真理教がこのままでは存続しない可能性がある。つまり、みんな特別な病が生じたとか、あるいは特別な集団自殺をしたんだとかいう形で、例えばそれはパグワン・シュリ・ラジニーシのアシュラムがそうであったように、あるいは去年同じようにアメリカで起きた宗教弾圧が一つつぶされたわけだが、そのようなかたちの形態にこのオウム真理教も持っていかれつつあるということである。
 ではなぜ、わたしが皆さんにこのような話を忍辱ではなく、しなければならなかったのか。それは、オウム真理教が存在しなくなるとするならば、この地球は、そしてこの日本は、完全なる壊滅の時期を間もなく迎えるであろうということは今の現象を見ても明らかであるからである。そして、このINSを聞いたわたしの弟子たちは、そして信徒は立ち上がる必要がある。そして皆さんの周りの多くのまだ無明に満ちた魂をしっかりと真理に引き入れ、そしてこの日本を、この地球を救う必要があるんだということを、ここで厳に理解してほしい。いいね。
 最後に。ではなぜオウム真理教の科学研究チームが、例えば毒ガスマスクを作らなかったのかについて話をしたい。それをもし作るならば、彼らの思うつぼということになる。なぜならば、毒ガスマスクがあり、そしてそこにイペリット、つまりマスタードガスが存在する、検知として存在するとするならば、オウム真理教で毒ガスを造ってたんだというまたぬれぎぬ、でっち上げが生じ、それによってオウム真理教に対しての攻撃がいっそう強まると考えたからじっと耐えたのである。
 さあ、君たちも自分自身の輪廻を懸けて立ち上がってほしい。そして君たちにできる精いっぱいの救済活動、そして君たちにできる精いっぱいの聖・科・武の実践に励んでほしい。いいね。


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