包含(包摂)の論理 排除の論理(不安と恐怖)   
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shakhshou/shakhghj.htm
静岡県富士市 社会保険労務士 川口徹 BACKホーム  

社会保障
包含の論理 排除の論理
(不安と恐怖)
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shakhshou/shakhghj.htm

目的集団存在集団 包含(包摂)の論理 排除の論理
http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shutyou/haijyhoug.htm


目的集団・排除の論理(企業など)と 存在集団・包含(包摂)の論理(国家等)
 http://www.bekkoame.ne.jp/~tk-o/shutyou/haijyhoug.htm

個人の自由から 私企業の自由 それが経済を活発化させ 人々の生活を向上させます

私的集団は必要な人やものを選択します 排除の論理・選択の論理が可能です

個人の自由な生活 企業の自由な経済活動 競争と選別から それぞれが存在目的を追求します

貧困 政治的不安定 教育 相続による不平等が生じます 競争 闘争 猜疑心

市場主義   教育 医療 就職からの排除 ⇒  不平等社会

2

地域社会の住民・国民に排除の論理 選択の論理は使えない 

いくら合理的であっても排除の論理は闘争を生み出す 
排除の不安は全てのものが感じる恐怖です 
排除の不安は 時にはその仲間の不信と恐怖の裏返しである強い信頼と団結と勇猛の源泉となる 
米国同時テロ事件(2001年)もこのような心理からなのでしょうか
秋葉通り魔事件も同じ心理状態かもしれない 排除孤独恐怖が反社会的行動の実行力を強めるのか

人間愛は賛同されやすいが行動は遅い 
人間愛は弱い者 弱い者に感情移入する者の感情 常態的に強い勢力になり得ない

人道的社会保障は現実化しません 

英国の社会主義者オーエンは自分の工場を止めても賃金は削らなかった そして最後には一文なしになった 
空想的社会主義者といわれた 安定性と継続性に欠陥があります

  国家は必要な人だけを構成員として選択できません 
全ての人を構成員として国民の権利(個人の市民権・教育・医療・保育)を保障します 包含(包摂)
の論理です 
国に対する権利は個人個人平等を原則とします 共生 信頼 安心 歴史的経験的原理です

地域住民の自治も包含(包摂)の論理で思考しなければなりません ゲマインシャフト(精神集団)

会社においても株主平等の原則があります しかしこれは株式平等の原則で株主が平等という意味でありません この違いは大切です ゲゼルシャフト(利益集団)

国民国家は人間としての権利保護が目的です そのため個人私企業の自由な活動に合理的規制をします 
近未来にはグローバル化して世界国家もありえます 自由と規制のバランスをとります 両方の主張を止揚(いいとこどり)します 正反合 第3の道

しかし国の機関をつかさどるのが個人であり企業の影響を受けやすいことを考慮し 注意深い監視をしなければなりません

運用管理者責任に対する不信

集団と個の利害の不一致

集団の組織(統治を司る主体)は 個々人の生活上の利害調節(コーディネーター)・規制 スケールメリットによる利益享受のためにあり、個々の人たちの生活向上を目的とします 
しかし組織も成長発展してくると独自の存立目的を持ち 自己目的のために 個の利益に反する事も生じます 
いわゆる思惟的補助手段・思考の手段として、組織に法的あるいは社会的人格権を与えると独立の権利〔組織の自己維持や自己拡大〕を主張するようになります 

 
組織から離脱の自由 雇用の流動化

営利を目的とする会社でも社会の一員として社会活動をすることが期待されている
(最高裁大法廷70年6月)この判決は不評です

・・・略 このように民主主義には政府の肥大化を抑制する力がないことが明らかにされてきた 近代の議会制民主主義制度においては 政治家が選挙で選ばれて一度政権の座につくと 市民の意思から乖離し統制が及ばなくなる危険性がある ・・・略ブキャナンは 怪獣にたとえて リバイアサンと呼んだ ・・・略 こうした政府行動を 市民は抑制しなければならない・・・略 政府の権力を制約する必要がある日経2002/12/20 加藤寛

そして組織に支配力ある個人が
一般の人たちと違った発想で組織の力を利用して 一般の人たちに支配者として現れ 自己保身の手段として一般の人たちの権利を侵犯し利用する事が生じます (戦前・戦中の行政官僚と軍部 戦後は官僚と特定企業 企業の政治献金 圧力団体 90年代の日本経済崩落の課程での金融既得権益の保護)

国会と内閣によってコントロールされる機関である官僚組織としての各省庁が実態は優位の官僚内閣であった 少なくとも選挙で主権在民を主張すべきでしょう

最初は人々の有益な組織が侵害者に変身するわけです (権利を守る規制が侵害する規制になる 自らの効用最大化)

組織を利用した独断的・利己的行為 あるいは価値の押し付けが恐ろしい
このような事がないように何時も直接監視しなければなりません  参考例 ○○事業の破綻  信頼は悪の素になりかねないのです 

神奈川 新潟 警察局長 県警本部長の不祥事 職務を遂行しない職務給 マージャン手当 組織内の社会通念 常識??? 周囲の人も見て見ぬふり こっそりしてたわけであるまいに 
セイフティーネット悪用・モラルハザードの実践者は警察キャリアの代名詞

国家と言う単位での所得再分配や規制に限界 集権的な行政国家の転機

国民が政府の活動を如何に民主的にコントロールするかが重要 
情報公開 住民参加 合意形成の選挙制度

社会保障制度も 個々人の生活向上を目的としていますが 
個人より国の繁栄 社会の安定などという標語の基に個人個人が特定の人の道具とされ 
個人個人が下部構造の構成員としての評価に成り下がる事が生じます 個人が矮小化されるのです 

それを避けるために 制度も個人個人の権利擁護のため 
わかりやすいもの透明性の高いもの、反論しやすいものにしなければなりません 発言の自由を尊重

それが自由主義社会の社会保障制度なのです 
わかりにくい年金保険・社会保障制度は危険ですし 歴史的に認知されていません 21世紀は個の時代です

日経2000/02/08より
仕事をする官も政も 他人のカネ(税金)を使って他人(国民)のための仕事をしながら 実は自分の利益を追求しようとする人間に過ぎない (成蹊大某教授 経済思想史)

個人に保障されている自由思想には善 徳などの倫理観は願望として期待されていますが内在していません 

IT革命時代には 大切なのは知識でなく 倫理観であり 
それを育むのは 学校教育か家庭教育か 社会教育か 政治の問題として話題に上がっています

行動の行き過ぎに歯止めをかけるのは やはり自由を保障されている個々人です 無関心は悪ということになります

倫理で(企業)選別の時代にと 高 巌早稲田大教授 2000/05/15の日経に見出しがありました 

三菱自動車リコール事件 ブルータスおまえもか?信頼は裏切りを生むのでしょうか それともお互いさんでしょうか

http://www.h2.dion.ne.jp/~hiroseto/HIROSHIMA/PEACE/NOWAR/SH020701.html

社会保険
社会福祉

社会保障費
年金 医療 介護 生活保護

社会保障給付費 2007年度 93兆6千億円 25年度141兆円

1  社会的連帯の理念

社会保障制度はこの世に生を受けた人間が安心して一生を送れるように 
病気 失業 障害 等のリスクを最小限にとどめる安全ネットの役割 そして年金などが所得保障として考えられたものです 社会的連帯の理念に根ざしています

最近の定義の例としては、
社会保障制度審議会が、社会保障とは「国民の生活の安定が損なわれた場合に、国民に健やかで安心できる生活を保障することを目的として、公的責任で生活を支える給付を行うもの」と定義している。

その発端は救貧法・生活保護・生活救済・ヒュウーマニズム人間愛からです 
救貧 防貧対策  社会扶助方式
それに加えて 生産現場のの人達の相互扶助の精神からです   社会保険方式

社会保障制度はこの基本理念の異なった二つを包含して存在しています

社会保障制度は庶民愚弄型の一面もあります  政・官・資尊民卑 

私の子供時代は 庶民の職業は 魚屋 八百屋 床屋 鍛冶屋 菓子屋 呉服屋 と”屋”がつきました 

今では 政治屋 経営屋と庶民の職業の屋がつくと卑下して使われています 偉いのは経営者 政治家というらしい また政治家でも程度が落ちるとあの人は政治屋でなく商人みたいだという使い方をします

この思想が社会保障制度にもあります 
すなわち庶民はお金等の使い方が下手だから政府が使い方を指導するとか管理するということです 
官が民を指導する これが強制拠出・申請給付です 
大きな政府志向になります  玉石混交 石を取り除かねばなりません

地方自治体の首長も 官出身が多く 組織票で選挙が形骸化しています  
間違いました 形骸化していました ニュウ ミレ二アム
過去形ですと思いましたが!!???? そともともいえないとの見解もたくさんあるようです
2006/2/9

課税最低限(控除の合計額) 現行所得税の課税最低限 標準世帯382万円

現在では 
社会保障制度

現役期の人の能力の最大発揮・活用のためのセイフティーネットとしての意味が加えられます 
すなわち人的資源の効率的活用で全体のレベルアップを目指し その成果を国民に還元を目的とします

はじめに

「改革の要点1」
2 人的資源の効率的活用

労働保険は労働者の保護を目的としますと記述されていますが 労働者の保護のみを目的としてるわけではありません

人の労働能力の最大発揮・活用を言外に含んでいるわけですし かつ期待されているわけです 

従って労働者の権利を主張し 
自分を守る事は
第一段階として 国(企業ではありません)のためになるということです
 

万が一の労働能力喪失の場合にも可能な限り手厚く保護する事は 現役労働者に心強い安心を与えるためです
正当な権利を主張することは国家が健全であることの証明にもなります 国は企業より上位概念です

安心と安全を保障することにより更なる個人の能力を発揮してもらい社会全体のレベルアップを志向するということでしょう

情報や知識は現場現場に広く分散 身近な人が活用することにより経済効果が上がる

いったん開始された所得再分配政策は民主的な過程を通してスリム化されることはないだろう  F・ハイエク

個人の能力開発 
労働市場のミスマッチの解消 
育児や介護と仕事の両立
病気など不測の事態に遭遇した場合の公的安全ネット

日経社説より1999.12.11
今は一部の相当の能力の持ち主でない限り 選択の喜びを享受しぬくい過渡期にある
生涯の度の段階でも無理なく学べる教育制度が定着するなどの慣行の変化や仕組み制度の整備が必要だ

租税 児童手当3歳未満 17、5万円の給付 保育サービス〔入学前まで〕550万円 高校まで1000万円 国立大学800万円

老齢年金 年間200万円 老人医療 76万円 2015年には3人の現役世代で1人の高齢者を支えます

 

3 老後のリスクと不安

老後のリスクと不安
社会保障制度が取り除く  しかし社会保障制度は不公平感も醸成する

支払う保険料と受け取る保険金が等しければ社会保険制度は要らない 等しくなければ不公平? 

努力や責任に応じて負担を調節  応能負担の見直し

 

個人の努力
個人の努力により 失業 疾病などのリスクを少なくする

社会保険制度は
不安を取り除くが
実際の恩恵を蒙る人は可能な限り少なくしなければならない 
従って
リスク予防を重点政策にしなければなりません 

また若い時の障害と
老後のリスクは
自己責任の範囲に差があります 自己責任の範囲と枠外を考えねばなりません

キーワード 社会保障制度と税制  負担と受益の公平 自助と公助のバランス

健康維持活動 生活習慣病の予防

児童福祉 教育 職業訓練と続く連続的な人的資本の強化

各人が生活保障能力を強化する

社会保障包含(包摂)の論理 排除の論理shakhshou\shakhghj.htm

社会保障と政府shakhshou\seihushkh.htm\seihushkh.htm
社会保障と経済shakhshou\shahokeiz.htm
社会保障改革shakhshou\shahkkku.htm
私の見解大きな政府shakhshou\ooknseih.htm shazaign.htm
社会保障制度関連shakhshou\shahosho.htm
人的資源の効率的活用shakhshou\shakaho.htm2
社会保障shakhshou/shakahsh.htm
社会保障制度と年金制度改正に向けて
shakhshou\shakaiho3.htm

社会保障の財源
shakhshou\shakho.htm 社会保障費shakhshou\shakho1.htm
社会保障社会的連帯の理念 shakhshou\shakhrent.htm1  
司法の役割と行政の役割
shakhshou\sihogyose.htm 
平等と個人shakhshou\sisou.htm
3 老後のリスクと不安
個人の努力により 失業 疾病などのリスクを少なくする

プロテスタント主義

新自由主義 
ケインズ主義の生き詰まりから出る

 

格差社会
経済格差 高齢社会の格差

経済の視点
資本主義

政治の視点
社会民主主義 経済的平等

社会的排除 と包摂

セーフティーネット

社会保険
雇用
年金 医療

公的扶助

生活保障
雇用レジームから
福祉レジーム 社会参加型

包括的社会サービス

 

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